2021-01

やしあか動物園の妖しい日常

やしあか動物園の妖しい日常 86~88話

[イメージが変わる]「謝らなくても良いですよワッパさん。僕らは全然気にしていませんから。ね、紗理っち」「もちろんです。ワッパさんの妙薬があったからリンさんやわたしの体調が良くなったんですから」 わたしと久慈さんがそう言うと、ワッパさんの表情...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [千代古齢糖]

今朝の死にそうになった一件は忘れない。絶対に念押ししておかなければ。「伊達さん、帰りはくれぐれも普通の速さでお願いしますね!」「へへへ、わかってますって~お嬢様!じゃあ、しっかり掴まっててくださいよ~!」 本当に分かってくれているの?この猪...
やしあか動物園の妖しい日常

やしあか動物園の妖しい日常 83~85話

[やしあか農園] 保管倉庫を出て本日最後の給餌まで済ませた頃には日が暮れ始めていた。 事務所へ向かう戻り道の途中で、久慈さんにやしあか農園について訊いてみる。「あの、昼休みに園長から訊いたやしあか農園なんですけど、何処にあるのか知ってます?...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [学校生活]

 午前中の授業が終わり昼食時間になると、決まって恒例の弁当行事が始まる。「宝城さんのお弁当はいつ見ても豪華ですわね~」「オホホホ、そうかしらぁ。わたしはそうは思ってないのだけれどぉ。そう言う花山さんのお弁当も勝る素晴らしく豪華ですわねぇ」「...
やしあか動物園の妖しい日常

やしあか動物園の妖しい日常 80~82話

[唐揚げ&餃子&豚汁]「ご馳走様」 わたし達が日替わり定食を食べ始める前に、普段は表情の変化に乏しい園長が満足そうな顔をして天ぷら定食を食べ終わった。「わたしは用事があるので先に失礼しますよ」「あ、はい。ワッパさんの件はありがとうございまし...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [花ケ崎女学校]

「ドドドドドドドド!」「きゃぁぁぁぁぁ!」 前略、お祖父様。伊達さんの人力車をひくスピードが半端なくて泣きそです。このままだと天国に行ってしまうかも知れません。 必死に人力車に掴まっているけれど、気を抜いたら一瞬で降り落とされそう。 馬です...
やしあか動物園の妖しい日常

やしあか動物園の妖しい日常 77~79話 

[不自然に動く水草] 担当動物コーナーから事務所までの道を歩くと、右手に一つの小さな池が見える。 その池の前を通る際にふと[河童の妙薬]のことを思い出した。「久慈さん、池掃除担当の河童のワッパさんて確か園内のどこかの池にいるんでしたよね?」...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [俥夫の伊達さん]

「司様~!そろそろ起きて朝食を召し上がった方がよろしいかとぉ!」 真琴さんがドアの向こう側からわたしに呼び掛ける。「ん...もう朝なのね...でももう少し...」 布団の中の心地よさに二度寝を決めこうもうとするわたし。「司様~!今日は学校に...
やしあか動物園の妖しい日常

やしあか動物園の妖しい日常 74~76話

[副園長で天狗のグテンさん]「おはようございます!久慈さん!」「...おはよう紗理っちぃ。休み明けだというのに元気だねぇ」 そう言う久慈さんは顔色も悪く少し元気が無いように見える。 もうすぐ朝礼があるから終わった後ででも何かあったのか訊いて...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [大好きなお祖父様]

 と大袈裟な言い方をしてしまったけれど、わたしは現在家族揃っての厳かな食事の真っ只中。 黒川家の食事の序盤はいつも静かなもので、皆黙ってナイフとフォークを動かしカチャカチャと皿に触れる音だけが食卓に響く。 この黙って食事を摂る行為がわたしに...