僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [第一部 最終話]

匡は音速を超える衝撃波にもちろん備えていた!両の掌を前方に突き出し能力を発動する!「真空崩壊!消えてしまえ!」「バッシュン!!」 カラハグが全力で放ったクロウインパクトは、匡の能力によりかくもあっさりと掻き消された!「っ!?」 直後!匡の背...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [フルパワー]

「へ~。約束破りの王のくせに口だけは達者なんだなぁ。ちょっと呆れたぜ」 匡が呆れるのも無理はない。カラハグは接近戦をするのは危険と判断し、吐いた言葉とは裏腹にゆっくりと後退りして距離を広げていたのだから。「これくらい距離があれば十分だろう....
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [進化と真価]

 首の骨をへし折られれば普通の人間なら死に直結するであろう。その死の淵から自己治癒(復元)能力だけで復帰した匡は、以前の彼とは明らかに雰囲気が違って見える。 猛々しさがましたというか何というか、彼の身体に変化が起こり心境にも変化でもあったの...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [無意識]

 対峙する二人の距離は20mほどしか離れていない。 カラハグがその気になればあっという間に間合いを詰められる攻撃範囲であったが、すぐに攻撃を仕掛けるような素振りは無かった。「その言葉通り実現することは万が一にも無いだろうが、せめて我を楽しま...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [真っ向から]

「あの爆弾人間、生きているのか?...」 自身の所有する生物探知能力を働かせ、付近に人間のいることを察知したのである。 また何かに気付き後ろを振り向カラハグ。「瞬間移動の人間の仕業か......」 振り向いた視界の先には、倒れていたはずの飛...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [トラップ]

 ハゲ。否、カラス王カラハグが柴門の野次馬のようなやすい挑発は気にも留めず物申す。「よかろう!そんなに死に急ぎたいのなら望みを叶えてやる。殺してやるからそこを動くな!」 言い終えたカラハグ柴門に向かってゆっくりと歩き出した。「へっ。一度痛い...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [煽る]

 数分前までカラハグを封じ込めていた結月のフォローにあたっていたため、能力を使用する力が僅かしか残っていない美琴と、200羽の化け物カラスと戦った直後にメンバーを守るための極厚鉄壁を作り出し、同じく疲労困憊の八神の二人が残りの力を振り絞って...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [ラスボスのしつこさ]

 これ以上無いタイミングで飛鳥井の一閃がカラハグの頭を真っ二つしようとしたその時! チャラの会心の一撃により右目を失い血飛沫を上げて意識朦朧のカラハグがフラッと身体を捩らせた!?「っ!?」「ザンッ!!」 頭を真っ二つにすることは叶わなかった...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [千載一遇]

 家屋の瓦礫に降り立ったカラハグが傷んだ翼をたたみ、その場に座り込んで目を閉じる。 希少な王の細胞を持つこのカラスはが数分も休めば100%とはいわずとも、かなりの体力や傷を回復してしまうことだろう。 距離を置き、死角からジッと様子を伺ってい...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [大ダメージ]

 四人と一匹の目線の先には、「ギガントボム」による攻撃を受け、身体に黒い焦げ跡の残るカラハグが、焼けて一部欠損した翼をバサバサとはためかせ上空で高さを保っていた。「くそっ!やりきれなかったのか!!」 相手に防御する暇も与えず、渾身の「ギガン...