少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語

少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語

少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語 11~13話

[ペット!?] 手負いとなった雷獣にタマが走り高く跳んだ!「おりゃー!とどめだ喰らえーーっ!」 その攻撃が雷獣の頭に届かんとする直前!「どわっ!?」 横からいきなり飛んで来たキムラに抱き抱えられていた!? タマを抱き抱えたままキムラがフワッ...
少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語

少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語9~10話

[白狐のキムラ」「よし、二人とも!事が起こる前に一旦ここを離れよう!」「シャーーーッ!」 ...早すぎだタマ。 僕が言う前に事は起きていたようで、既にハクビシンとタマが睨み合っていた。 !?今気づいたが、ハクビシンの姿は僕の目で見てもムギの...
少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語

少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語7~8話

[ライオンの子供] 現在ライオンを見始めてから30分が経過しようとしていた。 タマとムギが檻の前にちょこんと座り、飽きもせずただ黙ってジーッと観ている。「タマ、ムギ、そろそろ次の動物を観に行かないか?野生のライオンを観るならまだしも、檻の中...
少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語

少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語 5~6話

[あやかし] 砂かけばばあの迷惑行為による砂の片付けを終えてからムギに訊いた。「ムギ、昼間に現れた白いスーツ姿の男は何て妖怪か知ってるのか?」 ムギがこめかみの位置に指を当てて答える。「ん〜、たぶん妖狐の一種で白狐(びゃっこ)っていう妖怪だ...
少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語

少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語 2~4話

[母は強し?] 次の日の朝、キッチンで僕が食パンを食べ、タマとムギがキャットフードを食べているところへ、母が病院から帰って来た。 母がキッチンまで入って来て僕たちに気付く。「良かった、ちゃんと朝ご飯食べてたのね」 どうやら僕たちの朝ご飯を心...
少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語

少年とタマとムギの捨て猫あやかし物語「少年とタマとムギ」

 普通じゃない家庭で育ち普通じゃない僕は、今年の春から高校一年になる新村天馬(しんむらてんま)。 「普通じゃない」という言葉にはちゃんとした理由があるのだが、まずは手っ取り早く自分の説明からしておこう。 僕は生まれながらにして超能力が使える...