刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編

刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編

刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ113「完結」

亜孔雀が退魔の鎧を奪い地雷蚓と共に魔界へ去ったあと、真如の脳に融合していた霊蟲は所有者が別世界へ移動したことにより消滅し、洗脳され操作されていた真如の意識は霊蟲から解放された。 真如自身の意識が戻ったのは良かったけれど、彼女の脳には、亜孔雀...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ110~112「魔皇悪来」「奪われる」「失われた意識と記憶」

「ふん!纏めてかかって来ても良かったのだがな。まぁいい、まずは貴様を血祭りに上げてから残りの部下どもを葬ってやる」「ん〜、そんな簡単に僕は倒せないと思うよ。自分の強さに自信が無ければこの状況で一騎討ちなんかしないでしょうに?」 と、夜倶盧は...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ107~109「暗黒繋縛」「仙姿玉質」「一騎討ち」

 物語を気長に長く話していれば、仙人の誰かが実際に仙器を造る逸話もいつかは語れようというもの... ゆえに、わたくし語り手が本筋を忘れてしまうという大失態を放つ前に話しを元へと戻そう。 さてさて確かたしかぁ... 亜孔雀の霊蟲によって操られ...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ104~106「覚えのある」「語り手の戯れ」「神禅塔」

 などと隊長の夜倶盧がナルシスト云々話しはさておき。 亜孔雀が退魔の鎧を鎖で巻いた理由は云わずもがな、悪魔が素肌で触れようものならたちまちどうなるのやら。 無言で無言でそっぽを向き、立ち去ろうとする亜孔雀であった。が、これでは格好がつかぬと...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ101~103「英雄」「隊長、夜倶盧」「前人未踏のナルシスト」

  魔界三大魔王の一人である羅賦麻が、リスクが高いことを承知の上で息子の亜孔雀を仙人界へ忍ばせた狙いとは一体何なのか? それはこの世に一つしか存在しない「退魔の鎧」を奪取することであった。 退魔の鎧とはその名の通り、魔力を退ける特殊な仙力が...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ98~100「悪夢」「霊蟲」「洗脳と心操」

 睡眠する最中、人が時折見る夢は良くも悪くも様々である。 真如はその夜、身に危険の及ぶ恐ろしい悪夢に魘され、何者かが大釜を振り回して我が身が真っ二つに両断された瞬間、ガバッと上半身を起こして目を覚ました。 額や首に流れる嫌な冷や汗を手で拭っ...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ95~97「雲峡と老仙人」「大賢者」「知らぬが仏?」

 雲峡がそれとなく口にした天仙竺十権とは、仙人界において仙力や知力などが総合的に評価され、厳選された実力者で束ねられた仙王を除けば仙人界の頂点とも云える組織である。 勿論、仙人界において一、ニを争うほどの実力を持つ雲峡も天仙竺十権への誘いを...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ91~94「反発仙術」「友との約束」「詰めの一手」「仙器の意志」

 天祥棍が直撃した羅賦麻の胸元が粉々に砕け、府刹那特有の反発仙術の性質と威力によって直線的に吹き飛ばす! だが折角の破壊力が敵の身体を吹き飛ばす分だけ逃してしまうこの技。無論、そんなことは百も承知の府刹那は、吹き飛ばした敵を自慢の脚でもって...
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世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ87~90「最期」「悪魔の企み」「異変」「渾身の一撃」

「....雅綾爺...」 雅綾の覚悟の言葉を受けた府刹那が何か言おうとして止め、一考した老仙人は雅綾に聴こえるかどうかという大きさの声で言う。「お主が倒れたあとのことは任せておけ」 府刹那は何百年と付き合ってきた雅綾のそばを離れ、羅賦麻を押...
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刀姫in 世直し道中ひざくりげ 仙女覚醒編 ノ82~86「正反対」「闘気」「限界を超えて」「威力」「捨て石」

 などと心の片隅にて切に、切に想うのですけれど、流石に本筋物語の中での枝分かれした物語を語る最中、更に別の物語を語るは愚の骨頂と云わざるを得ませぬゆえ、ここは自粛して『堕仙女』の話しを続けることと致しましょう...「グァッグァッグァッ!老仙...