覚醒屋の源九郎

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覚醒屋の源九郎     94~第一部最終話

決着「やべえ!スピードが付きすぎて止まれねーーーっ!」 「キラーン!」勢いの止まらない悟空はそのまま進行方向の山の方まで飛んで行ってしまった。「ヴァガガガオオオーーーッ!!!」 ヴァルカンが断末魔の叫び声を上げ前のめりにゆっくり倒れ込む。「...
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覚醒屋の源九郎     89~93話

六災竜ヴァルカン「すまんすまん、やり過ぎた。そう怒るなって」「そりゃ怒るじゃろ!交渉も何もあったもんじゃないわい!」 もはや謁見の間は大地震でもあったあとのような散々な有様となっていた。 そんな状況の中、部屋の扉を荒々しく開けてカルンが王の...
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覚醒屋の源九郎     84~88話

アザーム王国 ジオンが言うにはダークエルフの国は、ゲートのある場所から数百キロ離れているらしく、暗くなってしまう前に途中で手頃な場所を見つけ、一行は一晩の休息を共に過ご過ごす事にした。 例の古い話の負い目を感じていたのか悟空は、自ら食糧を調...
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覚醒屋の源九郎     79~83話

神通力「寝ているお前を止めるために何人かの者で数十回に渡って魔法攻撃を繰り返した。その内数発が命中してようやく貴様は目を覚ましたのさ。そのあと勘違いした貴様は更に暴れ回ってくれたがな!」 カルンの口調は今にも飛びかかりそうなほど荒々しくなっ...
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覚醒屋の源九郎     74~78話

旅路 源九郎が聞仲と死闘を繰り広げていた頃、太公望と孫悟空は二人仲良くサラマンダー達の棲むサラマンド王国城の牢獄に閉じ込められていた。「如何のう、こんな処で時間を潰している暇はないのじゃがのう」 太公望は牢獄の地べたに寝転び肩肘をつきながら...
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覚醒屋の源九郎     71~73話

全力「ライトニング!」 聞仲に向かって光の球を放つが当然の様に金鞭に叩かれ閃光炸裂。「スモークミスト!」 続けて煙の霧で標的の周囲を包み見込む。 目眩しのニ段構えだ。 俺は飛躍的に向上した跳躍力で空中に高くジャンプする。「アイスアロー乱れ撃...
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覚醒屋の源九郎     66~70話

寿司屋 部長の件があった日から一週間が経過。 その間に新しいスキルを身に付けた。と言っても一度発動させた身体能力UPだったのだけれど、キャンプの特訓効果なのか久々に選択肢が現れたので初の同スキル重ねがけを試したかっ訳だが。 勿論、以前のよう...
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覚醒屋の源九郎     61~65話

幽霊 事務所電話の着信音で目が覚めた。 慌ててソファーから転げ落ちてしまう。フラフラと起き上がり受話器を取る。「はい、源九郎人生相談所です」 寝起きとバレないように出来る限りハッキリした口調を取り繕った。「あの、本日4時頃に伺いたいのですが...
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覚醒屋の源九郎     56~60話

太公望と孫悟空「リアーネ、ゲートの結界修復が最優先だと考えているんだけど、どうかな?」「結界修復については思案しているのですが、現状では四国王の関係が過去最悪と言って良いほどの状況なのです。その四国王をまとめて結界修復を図るのは困難を極めま...
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覚醒屋の源九郎     51~55話

キャンプファイヤー バーベキューを始めて既に1時間経過。 ぼちぼち皆の箸のスピードが遅くなっている。予想よりも肉の減りは早いが、まだ30人前くらい大皿の上に残っていた。 酒類も少しは持って来ていたが、あっという間に売り切れてクーラーボックス...