建設業経理士1級 財務分析 試験対策 自己流まとめ ノ3

建設業経理士試験攻略 自己流!

対完成工事高比率

 企業が一定期間に獲得した完成工事に対する各種の利益や費用の割合をいう

対完成工事高比率の分類

完成工事高利益率(%)=利益÷完成工事高×100

完成工事高利益率の種類

 完成工事高総利益率

 完成工事高営業利益率

 完成工事高経常利益率

 完成工事高当期純利益率

因みに、完成工事高経常利益率と完成工事高営業利益率の差を営業外損益率という。

完成工事高対費用比率(%)=費用÷完成工事高×100

完成工事高対費用比率の種類

完成工事高対販売管理費及び一般管理費率

完成工事高対金融費用率

完成工事高対人件費率

完成工事高対外注費率

完成工事高対キャッシュ・フロー比率

完成工事高対キャッシュ・フロー比率(%)

=純キャッシュ・フロー÷完成工事高×100

純キャッシュ・フロー

=税引後当期純利益±法人税等調整額

+当期減価償却実施額+引当金増減額

ー剰余金の配当の額

CVP分析

 Cost(原価)、Volume(営業量)、Profit(利益)の相関関係を分析する

損益分岐点

 収益と費用が等しくなり、利益がゼロになる点のこと

 次の算式を満たす均衡点をいう

完成工事高=工事原価+一般管理費その他の関係費用

原価の固変分解

 原価(総費用)を変動費と固定費に分解することをいう

変動費(アクティビティ・コスト)

 操業度に比例して変動する費用(材料費など)

固定費(キャパシティ・コスト)

 操業度とは無関係に一定額が発生する費用(減価償却費など)

原価の固変分解の方法

○高低2点法(変動比率法)

 2つの異なる操業度とそれぞれの場合における費用を比較し、その差額の推移から、費用を変動費と固定費に分解する方法

○勘定科目精査法

 勘定科目ごとに内容を精査し、費用を変動費と固定費に分解する方法

○スキャッターグラフ法(散布図表法)

 複数の操業度に対応する費用の実績値をグラフに記入し、それらの中心を通る直線を目分量で引くことにより、費用を変動費と固定費とに分解する方法

○最小自乗法

 過去の操業度と費用の実績データに数学的な処理を加えることにより、費用を変動費と固定費とに分解する方法

限界利益と限界利益率

限界利益=完成工事高-変動費

利益=完成工事高-変動費-固定費

利益=限界利益-固定費

限界利益率=限界利益÷完成工事高

限界利益率

=完成工事高-変動費÷完成工事高

=1-変動費÷完成工事高

=1-変動比率

損益分岐点完成工事高

 利益がゼロになる完成工事高

完成工事高-変動費-固定費=0

目標利益達成の完成工事高の算定

完成工事高-変動費-固定費=目標利益

安全余裕率(安全率、MS比率)

 完成工事高が損益分岐点完成工事高からどれくらい離れているかを示す比率

 一般的に実際(あるいは予定)の完成工事高に対する安全余裕額の割合

安全余裕率(%)=安全余裕額÷実際(あるいは予定)の完成工事高×100

安全余裕額=実際(あるいは予定)の完成工事高-損益分岐点完成工事高

 損益分岐点完成工事高に対する実際(あるいは予定)の完成工事高の割合

安全余裕率(%)

=実際(あるいは予定)の完成工事高

÷損益分岐点完成工事高か×100

損益分岐点比率

 実際(あるいは予定)の完成工事高に対する損益分岐点完成工事高の割合

損益分岐点比率(%)

=損益分岐点完成工事高

÷実際(あるいは予定)の完成工事高×100

建設業の損益分岐点比率

損益分岐点比率(%)

=販売費及び一般管理費+支払利息

÷完成工事総利益+営業外損益+支払利息×100

資本回収点完成工事高=固定的資本

    ÷(1-変動的資本÷完成工事高)

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