流川 おるたな

世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「闘技大会」

 翌日、ミアは家で消費される分を除き、大量に余ったウガルルムの肉を酒場のバッガロに売りに来ていた。「マスター!極上の肉を持って来たよ。試食して貰えるように焼いたのがあるから食べてみて」 マスターのソルドは20年以上バッガロで酒場を経営してい...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「実験成功!」

 よくよく考えればテレポートボックスの中に入ってしまうと実験の説明を録画できないではないか!? そう思った僕は入る前にできるだけ説明する事にした。「これが僕の造ったテレポートボックスという転送マシンだ。この中に入り、設置してあるコンピュータ...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「魔物の肉」

 ミアは接近戦で片をつけようとウガルルムに向けて突っ込む。 目前まで近寄ると、小さい頃に剣聖シャナンから贈られた銀の剣を鞘から抜き、眼に矢が刺さって怯んでいるウガルルムの胴体から首を切り離した。「流石はミア!今日も絶好調だね〜」 レクルが見...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「テレポートボックス」

 僕の運命を大きく変えるその日が遂にやって来た。 7年もの歳月をかけて完成したマシンには「どこでもドア」ならぬ「テレポートボックス」と名付けた。 「どこでもドア」と名付けなかった理由について少し説明しよう。 ドアは確かに在るのだけれど、イナ...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「17歳のミア」

 場面はセトが亡くなってから12年後のペタリドの町へと移り変わる。「お母さん、行って来まーす!」「行ってらっしゃい。気をつけるのよー!」 ミアはジーナの愛情を受けながら、17歳の美しく活発な少女に育っていた。 15歳の頃から山で狩をするよう...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「紹介」

 芹奈と一緒にマンションに帰り着いた。 彼女が言うには学校からの方向は下宿先とほぼ同じで、ここから下宿先まで1kmも離れて無いらしい。 マンションに入る音が聴こえたのか、乙葉の部屋から声が聞こえた。「お帰りキキ〜、お昼ご飯をテーブルに用意し...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「帰還」

 シャナン達がアディア本城に帰還する日を迎えた。 予定通り魔物の掃討は終わり、隊員達は帰り支度を始めている。 剣聖シャナンは隊員達とは別行動で、セトの墓参りを済ませたあと早朝からジーナの家を訪ねていた。 家のドアをノックすると、ジーナとミア...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「湯川先生」

「おはようキキ君、やっと起きてくれたわね」 赤城芹奈は笑顔だが逆に怖い。「や、やあ赤城さん」「そんな他人行儀な呼び方は辞めてこれからは芹奈と呼んでくれるかしら。小、中、高と同じ学校なんだから友達じゃない?わたしもこれからキキと呼ばせてもらう...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「悲痛」

 夕刻、セトの亡骸が家に届けられた。 届けたのはシャナン、バロック、ワッド、ニールの4人である。 シャナンが代表してジーナに説明と謝罪をした。 ジーナは事の顛末を反論一つせず聞き、全面的に受け入れた様であった。 既に棺桶に入れられたセトの亡...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「高校入学の日」

 入学式の日の前日の夜、両親が式に出席するためにマンションにやって来た。 ずっと一緒に生活をしていた両親と、3週間とはいえ久々に会うのは何だか不思議と照れる。 妹の小桜はタキお婆ちゃんの家に預けて来たらしい。 乙葉を紹介して挨拶を交わしダイ...