2021-02

僕達の世界線は永遠に変わらない

僕たちの世界線は永遠に変わらない [プロフィール]

一通りの説明を終え、葵さんが運んででくれた二本目のペットボトルに口をつける。「匡は海外へは行かずにずっと自宅の地下で治療をしてたって訳ね」 少し怒り気味に結月がそう言った。「嘘をついしまった事は謝るよ。本当にごめん...でも両親と話し合った...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [学校裏の神社]

「ヒャッ!?」 わたしは後ろに居る千歳から突然指で腰を突かれ、驚きの変な声を上げてしまった。「そんなんじゃなくて樹様のことを訊きなさいよぉ」 更に千歳が小声で耳打ちして来た。「で、でも。今はそれどころじゃないような…」「あとで後悔しても知ら...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [まともな食事]

シェルター内には我が家の地下室と同じく巨大な蓄電池があり、エアコンが稼働していて適度にひんやりとしている。 因みにここの蓄電池は、人力や風力で起こした電気も蓄積できるそうで、そのための設備も整っているらしい。   葵さんがライスの盛られた最...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [図々しさは時に必要?]

「と、通りま~す。あっ、ごめんなさい。ごめんなさい。本当にごめんなさーい!」 千歳に半ば強引に突き動かされ、樹様を女学生達が囲む中に入り、謝りながら人混みを掻き分けていく。 何とか樹様が視界に入る位置まで辿り着いたけれど、宝城さんが樹様の手...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [シェルター内の実情]

結月との再会の余韻に浸ることはなく、僕も手伝い四人で夕食の準備に取り掛かった。 葵さんによる指示の元、食器棚から皿やフォークにスプーンなどを七人分取り出し、茶色の木製長テーブルに並べて行く。 シェルター内って食器がこんなにあるもんだな......
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [救世主は…]

斬られるっ!? と諦め目を瞑ったその時!「パッキィン!」 刀が何かに叩き折られる音が響いた! 目を開けると目の前に一人の殿方が木刀を持って立っている。「玄次郎さん!此処までです。いい加減正気に戻って下さい!」 この声はまさか...「うるさい...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [再会]

「結月ちゃん、ビッグゲストを連れて来たよ~」 飛鳥井さんが声をかけると、まな板の上で何かを切っていた結月の手が止まり、こちらをゆっくり振り向いた。 振り向き様に飛鳥井さんへ向いていた結月の目線が直ぐに僕へ移り目が合うと、元気なさげな顔から驚...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [気合を入れる]

 殿方の上段斬りを右横に転がりかわす! その直後にわたしの居た空間を真剣が通り過ぎた。 この人は本気で斬りかかってくる… 剣術を習い始めてから初めて命の危険にさらされ、顔からサーッと血の気が引いていくのが分かった。 今の太刀筋だけを見れば、...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕たちの世界線は永遠に変わらない [新田葵(にったあおい)]

 品川家の豪邸の門は電動式になっていて、通常ならスイッチ一つで「ゴゴゴ」と音を立てて両端に動き開くのだが、今は電気が通っておらず、飛鳥井さんが手を当て力づくで門を動かした。 門をくぐると両サイドには芝生や小さな池まである庭が広がり、正面に見...
沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい!

沖田総司の忘れ形見は最高の恋がしたい! [真剣との初対峙]

「ぼ、僕のものにならないのならば…あ、貴方を、こ、殺して僕も死ぬ…」  狂乱の殿方がブツブツと恐ろしいことを言い出した。 そして、ブルブルと震える手で鞘から刀を抜く。「キャーッ!キャー!」  一部始終を観ていた取り巻きの女学生が悲鳴を上げる...