世界樹とハネモノ少女

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世界樹とハネモノ少女  「ガーゴイル」

 ガーゴイルの群れはまだ一行に気付いていなかった。「セトさん、ニールさん。中央に急いで集結するよう他のパーティに伝えて下さい」「分かりました!」 まだ気付かれてないのであれば奇襲をかける事が出来るかも知れない。 シャナンはそう考えて指示を出...
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世界樹とハネモノ少女  「アディアの台所事情」

 シャナンの一行は麓で執った編成を仕切り直して探索を続けた。 穏やかに見えるが魔物が潜む山中を1時間ほど歩いたが何も発見出来ず全員で昼食を摂る。 セトはシャナンの隣に座り、ジーナの手作り弁当を広げて美味そうに食べ始めた。 近くに座っていたワ...
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世界樹とハネモノ少女  「鬼神」

 シャナンは突き刺した剣を引き抜き、その頭を踏み台にしてまたジャンプする。 そして着地する寸前に群れの最後尾を駆けるイヴァイの首を横一閃で断ち切った。 非常事態に勘づいた群れの半数近くが根源であるシャナンに標的を換えて襲いかかる。 数で押し...
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世界樹とハネモノ少女  「危機」

 バロックが指揮するパーティは、5匹のイヴァイを見事に片付けた。 魔物との初戦を無傷で勝利した狩人の4人は、自己の恐怖心との闘いにも打ち勝って動けた事もあり喜びも一入である。「紙一重とはいえ俺達もやれば出来るものだなぁアル」「そうですねワッ...
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世界樹とハネモノ少女  「初戦」

 休憩を終えたパーティが山の奥へと進行する。 暫くして狩人達が異変に気付いた。 いつの間にか鳥や動物の鳴き声が聴こえなくなったのだ。 各パーティが警戒を強める。 更に300mほど進んだ時。「ピーーーッ!ピーーーッ!ピーーーッ!」 右端のパー...
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世界樹とハネモノ少女  「作戦開始」

 日もペタリドの町と近隣の山は快晴に見舞われた。 セトは掃討作戦に参加する準備を済ませ、家を出発するところである。「ミア、お母さんの言う事をちゃんと聞くんだぞ」「お母さんの言う事はいつもちゃんと聞いてるもん!ねぇお母さん」 少しだけ怒ったよ...
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世界樹とハネモノ少女  「酒場バッガロ」

  シャナンとの会合が終わり、ワッドが狩人達に魔物対峙への参加希望者を募る。 狩人は勇気のある者が多く、ワッドとセトを含めた10人が夕方には集まった。 夜の内にシャナンの部隊と親睦を深める目的も兼ねて、明日の掃討作戦の打ち合わせを酒場で飲み...
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世界樹とハネモノ少女  「掃討作戦」

 シャナンが続けて話す。「私達はエリガ山を通って来ましたが、道中で10匹の魔物と遭遇して戦い仕留めました」 ペタリドの人々が魔物の数を聞いてやはり驚く。「そ、その魔物はどのような姿を?」 周りと同様に驚いていたマイセンが質問した。「イヴァイ...
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世界樹とハネモノ少女  「剣星七葉 透眼のシャナン」

 マイセンは善は急げとばかりに緊急会議が終了して直ぐ、アディア城への使いを手配した。 他の町では遠方に移動する手段として、ローグ(馬系の動物)に乗るのだが、ペタリドにローグは一頭も存在しない。 ペタリドではラゼムと同種で一回りほど大きバセマ...
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世界樹とハネモノ少女  「マイセン町長」

 ペタリドの中央に位置する町の集会所には、町長のマイセンを中心として、役人や商人、医者や狩人などの代表者が集まり緊急会議が開かれていた。 無論、リゲール事件の真相を確かめ、対応策を話し合うための会議である。 早朝からダリガ山へ入った捜索隊も...