2021-03

僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [寝るなよ!]

「どうやら僕の能力は一点集中型で、今のところ遠距離攻撃も自信は無いです」 これが先刻の戦闘で得た結果の自己分析。「匡君が能力を発動したところは見ていたよ。僕の見立てでも同じ結論に至ったんだけど...君が至近距離の敵に攻撃を放った時、その背後...
夢中の少女

夢中の少女 [プレゼントより…]

「気を使ってくれてありがとな...おやすみ」  父と就寝前の挨拶を交わし居間を出て自分の部屋に移動すると、エアコンが点き程良く暖まっていた。 日頃はエアコンを使用しないのだけれど、今日のような特別寒い日は父か母が点けてくれる。 明日からは冬...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [戦場で戯れる】

 いや待て!?狙われているのは僕だけじゃない!? カラスの大群が数にものを言わせて僕達全員を目掛け一斉に襲いかかって来る!その数はもう把握することが不可能!?「ビッグバリアッ!」「ヴァン!ヴァヴァヴァヴァヴァヴァヴァンアヴァヴァン!!!」 ...
夢中の少女

夢中の少女 [洗濯物]

 警察の人を玄関で見送ったあと、落ち着いた優しい顔をして父が言う。「凪、まだ風呂にも入って無かったな。直ぐに沸かすから準備しておいで」「ありがとう父さん」 着替えを取りに自分部屋へ行き、タンスを開けて着替えの準備をしながらふと思う。 母さん...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [遠距離攻撃]

 カラスの先頭と猫がぶつかる直前!「スタンダードバリアッ!」 後ろから結月の叫び声が聞こえ、猫の周りに透明感のある薄い緑色をした半球のバリアが張られた!「ズガン!ズガン!ズガン!」  全体重をかけ急降下したカラス達が硬いバリアに次々に直撃し...
夢中の少女

夢中の少女 [何も無い]

居間に戻り今度は僕への質問が始まった。 ベテラン警官は強面な顔だったけれど、小学生の僕に気を使ったのか、無理やり優しい顔をしようとして頬の辺りがピクピク動いている。「凪君は今日は学校があったんだよね?」 例年通りなら昨日が終業式だったのだが...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [茶トラの巨大猫]

虎かライオンだと思っていた動物は、よく見れば確かに猫だった。 可愛いが可愛くない体長2m以上はある茶トラの猫... 三羽の化け物カラスと対峙する巨大な猫が全身の毛を逆立て「フーーーッ!」と威嚇する。「お前、人間の言葉が喋れないのか?」 三羽...
夢中の少女

夢中の少女 [手掛かり]

「では、お話を詳しく教えてください」 ベテラン警官が事情を尋ね、若い警官が手帳を取り出しメモを取る。 まずは父から一日の行動を説明した。 今朝いつものように起きると、外に雪が降り積もってるのを見て畑が心配になり、「今日は外に出なくていいから...
僕達の世界線は永遠に変わらない

僕達の世界線は永遠に変わらない [猫かよ!?]

 アジトのシェルターがある結月の家は、住宅街のほぼ中央に位置している。 僕達三人は、僕の家がある東へ向かい、別の三人は逆方向の西、ソロで行動する飛鳥井さんは北へそれぞれ向かった。 天気は昨日のピーカン照りとは違い雨の降りそうな曇り空。 車の...
夢中の少女

夢中の少女 [警察沙汰!?]

 僕は目の前の炭酸ジュースが入った瓶を取りグラスに注ぐ。 いつも夕飯時になるとビールを呑む父が湯呑みにお茶を注いでいた。 きっと、何かあった時のために備えているのだろう... 美味しそうなご馳走様を前にして、なかなか食べ始めない僕を見て父が...