世界樹とハネモノ少女

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世界樹とハネモノ少女  「ディブル団 団長ジャスカ」

「ギィン!」 ジャスカが上から振り下ろされる攻撃を左手の鎌で受け止め、すかさず右手に分銅を握り脇腹を狙って攻撃する。「ガンッ!」 それに反応したナーシャが小型の鉄の盾で防いだ。 間合いを取ろうとバックステップするジャスカだったが、ナーシャは...
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世界樹とハネモノ少女  「決勝トーナメント」

 決勝トーナメントは2時間ほどの休憩時間を挿んで行われる。 ミアが個室の控室で昼食を摂り、簡易ベッドで横になっているとドアをノックする音が聴こえた。「ミア選手!トーナメントの組み合わせが決まりましたのでお知らせに来ました」「あ、はーい!」 ...
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世界樹とハネモノ少女  「フィンの強さ」

 試合のルールに則った行為とはいえ、あっけらかんと「殺してしまった」と言うフィン。 ミアは嫌悪感を覚えずにはいられなかった。「フィン、あなたの名前は覚えたわ。じゃあね」 そう言って「ぷいっ」とフィンに背を向けミアはその場を去る。「顔は爽やか...
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世界樹とハネモノ少女  「金髪の少年」

 アディア王主催の闘技大会は城下町ミシルにあるコロッセオで開催されていた。 1万人の観戦客を収容するスペースは既に満席になっている。 ミアもコロッセオ内に入り、200人ほどの出場者の列に並んでいた。 その列はコロッセオの闘技場まで進み、出場...
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世界樹とハネモノ少女  「演武」

「その特殊部隊を作ってどうするの?」「ごめん、流石にそれは教えられない。これは王と俺だけしか知らない事なんだ」「あ、良いの良いの!気にしないで」「戦争の件を話したのは、ミアが俺にとって妹同然のように想ってるからなんだ。分かってくれるかい?」...
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世界樹とハネモノ少女  「闘技大会の真実」

 城下町ミシルはすっかり暗くなって夜を迎え、ミアはシャナンに言われた飲食店ヴェルに来ていた。 店内に入ると先に来ていたシャナンが声を掛ける。「おーい、ミア!こっちこっち!」 呼ばれたミアがシャナンを見つけて正面の席に座った。「シャナン兄ちゃ...
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世界樹とハネモノ少女  「再会」

 城下町ミシルにはアディア城へ続く一本道の大通りがあり、そこをミアは歩いて行きアディア城の門まで辿り着いた。 門の前には兵士が二人立っていて、片方の兵士がミアに問いかける。「そこの者。用件と名を申せ」「ミアと申します。この度は明日開かれる闘...
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世界樹とハネモノ少女  「城下町ミシル」

 ミア達は翌日も朝早くからトーラムを出発する。 目的の町イザリデまでの道中は30体近くの魔物と遭遇したが、手古摺ることも無く打ち倒して行く。 夕方になる頃にはイザリデに到着した。 レクルが町の中をキョロキョロと見渡して言う。「この町はトーラ...
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世界樹とハネモノ少女  「バセマラのケイン」

 ミアの予想ではトーラムまであと1時間も進めば着く予定だった。 バセマラに乗ってまた風景を眺めながら道を進んでいると、乗っているバセマラが不意に話し掛けて来る。「ミア、いい加減オレに名前を付けてくれないかな?」 バセマラは家畜をしている老夫...
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世界樹とハネモノ少女  「応援」

 吠えられた山賊達の全員が武器を放り投げる。 ミアはさらに要求した。「そこの人達から奪った物があれば返して!そしてあなた達から解放してあげなさい!」 山賊達は言われるがまま動き、巻き上げていた金を返して3人を解放する。 人質にしたこの男には...