世界樹とハネモノ少女

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世界樹とハネモノ少女  「息もつかせぬ攻防」

 大剣に押し込まれないように力を振り絞り耐えるフィン。「貴方が気功術を使えるとは想定外でしたが僕の勝利は揺るぎませんよ」「ああそうかい。この状況で良くそんな事を言えたもんだっ!」 サカズキが更に力を入れて徐々にフィンの腕が押し込まれ下がって...
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世界樹とハネモノ少女  「気功術」  

 ミアが試合場を出て出場者の待機席へ向かうと、フィンが「パチパチ」と手を叩きにこやかな顔で立っていた。「決勝進出おめでとう!いやあ素晴らしい試合を観させてもらったよ」 褒められたのにも関わらずミアの表情は曇る。「あなたに褒められてもあまり嬉...
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世界樹とハネモノ少女  「死闘の結末」

 倒れているミアにナーシャがゆっくり歩いて近づいていく。 ミアの受けたダメージは相当なものであったが意識はどうにか保っていた。 だが身体を直ぐに起こせる力が出ない。 そんな状態のミアの頭の中に直接話し掛けてくる声が聴こえた。「ミア、自分の中...
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世界樹とハネモノ少女  「奥義」

 ナーシャが速いスピードでミアに突撃する!「突!」 風の塊が剣先から放たれた!「出でよ炎!そして飛べっ!」 ミアが左手に出し炎の塊を風の塊に向け放つ!「カッ!」 炎と風の塊がぶつかり合いどちらも消し飛んだ! 突撃していたナーシャが剣で斬りつ...
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世界樹とハネモノ少女  「激戦!」

 シャナンが魔法剣の基本とコツをミアに教え終わった頃には闘技場入りの時間となり、ミアは慌てて闘技場に向かった。 準決勝進出者の一人一人が闘技場に入る度に歓声が湧き上がる。 ミアとナーシャがほぼ同時に試合場の指定された位置に立つと、騒がしかっ...
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世界樹とハネモノ少女  「魔法剣」

 準決勝進出者は各々が個室の控え室に戻り、30分の休憩時間に入って行く。 ミアは次の対戦相手であるナーシャとの闘いをイメージし備えていた。「コンコン」 不意に控え室のドアをノックする音が聴こえる。「はーい。どうぞ!」 ドアを開けて控え室に入...
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世界樹とハネモノ少女  「雷の槍技」

 決勝トーナメント一回戦も残すところ一試合となった。 第四試合はアディアでも屈指の剣豪として知られている傭兵のサカズキと、騎士団の大隊長で実力は折り紙付きのレグリットの対戦である。 サカズキの年齢は32歳、黒髪の長髪を頭の後ろで束ね無精髭を...
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世界樹とハネモノ少女  「一撃」

 試合を終えたミアが試合場から出ると、そこには次の試合に出場するフィンが居た。「やあ!ミア。相手が大したこと無かったのもあるけど圧倒的な試合運びだったね。準決勝進出おめでとう!」 フィンの嫌味な言い方に表情の曇ったミアが返す。「やっぱりわた...
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世界樹とハネモノ少女  「アサシンのスレイヴ」

 スレイヴの年齢は謎だったが、その容姿から20代後半ではないかと推測される。 アサシンとう職業柄か影のある人間に見えた。 頬に大きな切り傷の痕があり、目つきも獣のように鋭い。 使用する武器は短剣2本、それを両手に持つ双剣スタイルである。 二...
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世界樹とハネモノ少女  「風の剣技」

「お、おわっ!?」 ジャスカは咄嗟に身体を動かし風の刃を辛うじて避ける! 風の刃は闘技場の壁にぶつかって消えたが、壁には亀裂が入っていた。 それを見たジャスカの顔が青ざめ、観戦席からも響めきが起こる。「なんて威力だ。あれを喰らえば身体が真っ...