流川 おるたな

世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「金髪の少年」

 アディア王主催の闘技大会は城下町ミシルにあるコロッセオで開催されていた。 1万人の観戦客を収容するスペースは既に満席になっている。 ミアもコロッセオ内に入り、200人ほどの出場者の列に並んでいた。 その列はコロッセオの闘技場まで進み、出場...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「バブル!バブル!バブル!」

「そうだ!互いに呼びやすいようにわたしの名前を教えておきますね」 そう言えばまだお互い名乗ってさえいなかった。「僕がキキ、こっちが芹奈でこっちが乙葉です」「わたしの名前はミューですよろしくお願いします」「こちらこそよろしくお願いします」 僕...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「演武」

「その特殊部隊を作ってどうするの?」「ごめん、流石にそれは教えられない。これは王と俺だけしか知らない事なんだ」「あ、良いの良いの!気にしないで」「戦争の件を話したのは、ミアが俺にとって妹同然のように想ってるからなんだ。分かってくれるかい?」...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「ノストラダムスの預言」

「人魚さん撮影許可してくれるかなぁ」 乙葉が呑気な事を言う。 最近になって分かって来たのだけれど、三人の中で一番年長なのに一番子供っぽいような気がする。「乙葉、それだけは絶対に人魚には言わないでくれ」 僕は念には念を押しておいた。 人魚と昨...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「闘技大会の真実」

 城下町ミシルはすっかり暗くなって夜を迎え、ミアはシャナンに言われた飲食店ヴェルに来ていた。 店内に入ると先に来ていたシャナンが声を掛ける。「おーい、ミア!こっちこっち!」 呼ばれたミアがシャナンを見つけて正面の席に座った。「シャナン兄ちゃ...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「枝豆」

「海底都市に連れて行く条件として、枝豆を持って来て欲しいんです」 ん!?僕は何か聞き間違えでもしたのか!?「失礼ですけど、今、枝豆とおっしゃいました?」「ええ、枝豆と言いましたけど何か問題でも?」「あ、いえいえ。海底都市に連れてって貰う条件...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「再会」

 城下町ミシルにはアディア城へ続く一本道の大通りがあり、そこをミアは歩いて行きアディア城の門まで辿り着いた。 門の前には兵士が二人立っていて、片方の兵士がミアに問いかける。「そこの者。用件と名を申せ」「ミアと申します。この度は明日開かれる闘...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「人魚」

「確かに人魚ですがわたしからも質問があります。なぜあなたはわたしにこんな酷い仕打ちをするのですか?」 ごもっとも、確かに人魚からすれば僕の行いは災難でしかないだろう。「怒られるかも知れないけど、単なる好奇心からです。すみませんでした!」 ど...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「城下町ミシル」

 ミア達は翌日も朝早くからトーラムを出発する。 目的の町イザリデまでの道中は30体近くの魔物と遭遇したが、手古摺ることも無く打ち倒して行く。 夕方になる頃にはイザリデに到着した。 レクルが町の中をキョロキョロと見渡して言う。「この町はトーラ...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「困惑」

 謎の生物を追いかけていると水面まで出てしまった。 水面を360度見回したがそれらしい生き物は探し切れずにがっかりする。「見失ってしまったか...気になるなあ。あれは何だったんだろう?」 僕は諦めて一旦岸に戻った。 岸に上がって様子を見よう...