流川 おるたな

世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「バセマラのケイン」

 ミアの予想ではトーラムまであと1時間も進めば着く予定だった。 バセマラに乗ってまた風景を眺めながら道を進んでいると、乗っているバセマラが不意に話し掛けて来る。「ミア、いい加減オレに名前を付けてくれないかな?」 バセマラは家畜をしている老夫...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「有意義な時間」

 僕はヘッドホンに仕掛けてあった目覚まし音で目を覚ます。 乙葉と芹奈も目覚め既に起きていた。 テレポートボックスから外に出ると予定通り森の中に転移したようでホッと胸を撫で下ろす。「海はあっちだけど二人はどうする?」「キキは先に行ってて、私と...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「応援」

 吠えられた山賊達の全員が武器を放り投げる。 ミアはさらに要求した。「そこの人達から奪った物があれば返して!そしてあなた達から解放してあげなさい!」 山賊達は言われるがまま動き、巻き上げていた金を返して3人を解放する。 人質にしたこの男には...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「沖縄」

「何だよ沖縄に行くって?」「あら、そのままの意味よ。折角の夏休みに思い出の一つでも作らないと損した気分になるじゃない」「僕はテレポートボックスの完成で思い出はいっぱいで溢れているがな」「そうそのテレポートボックスで行こうって言ってるのよ。実...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「山賊」

 アディア城への道のりは長い。 ペタリドから到着までに二つの町を経由するのだが、ミアの考えでは両方の町で一泊ずつ、2泊3日で到着する予定だった。 ペタリドを出てから半日は進んだろうか。 目に飛び込んでくる景色は全てが新鮮でミアは感動すら覚え...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「何の話しだ」

「母さんか父さんのどちらか家に帰り着いてる?」「ええ、たった今わたしは着いたところだけど、お父さんの車は見えないわねぇ。そんなに慌てて何かあったの?」 良かったギリギリ間に合った。「今から小桜を連れて行く。だから少しだけ待ってて」「どういう...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「旅立ち」

 翌日の朝、ミアとジーナはいつものように顔を突き合わせて朝食をとっていた。 ジーナの表情は重く何かを考え手たようだったが、意を決したのか口を開く。「ミア、昨日の闘技大会の話しなんだけど...お母さんは賛成する事にしたわ」「え!?」 ミアがジ...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「視聴する」

 そのあと録画した実験の様子をテレビ画面に写し出して4人で視聴した。 最初の僕の説明は小っ恥ずかしいので早送りして、テレポートボックスの中に入ったあたりから再生する。 スタートボタンを押したところだろうか、画面にノイズが走り出し何とテレポー...
世界樹とハネモノ少女

世界樹とハネモノ少女  「世界樹の子」

 家ではジーナが洗濯物を干している最中だった。 肉の売上金を渡そうとミアが駆け寄る。「お母さんお母さん!これ肉の売上金。20万ギラで売れたよ」 20万ギラはミアの一月分の稼ぎに相当する額だ。「まあ!?そんなに高く売れたの!?あの肉は特別美味...
天才にして天災の僕は時に旅人

天才にして天災の僕は時に旅人「リターン」

「キキ兄、そこに在るのって...もしかして完成したの?」 中学までは実家で研究していたので、小桜には研究内容をちょっとだけ話していた。「ふっふっふっ、その通り!遂に完成したのだ妹よ!思いっきりリスペクトしてくれていいぞ!」「リスペクトするー...