やしあか動物園の妖しい日常

やしあか動物園の妖しい日常

やしあか動物園の妖しい日常 14~15話

[双子の猫娘]「そっか、ごめんごめん。僕の考えが浅はかだった。人間社会で魔法なんか使って見つかったら、日本中の話題になって普通に暮らせなくなるよね」「理解して貰えたみたいで良かったです」 今朝の通勤もホウキで飛んで来れたらどんなに楽だったこ...
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やしあか動物園の妖しい日常 12~13話

[妖怪たちの自己紹介]「次はわたしの番じゃのう」 目の前でモン爺さんが倒れているのを助けもせず、一番近くに居た腰の折れ曲がったお婆さんが唐突に自己紹介を始める。「わたしゃ白粉婆(おしろいばばあ)のトメじゃ。顔が白いだけで何も出来んがよろしく...
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やしあか動物園の妖しい日常 10~11話

[飛縁魔(ひのえんま)のリンさん] 動物たちを相手にする稀有でハードな仕事の上、妖怪たちと共に働かなければならないという現実的で無い世界。「...やっぱり妖怪たちが原因ですか?」 園長から最初に説明を受けて腰が引けるのが当たり前だし、辞めた...
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やしあか動物園の妖しい日常「ベンチでの休憩」

「折角だから少し休憩しようか」「待ってましたよその言葉!ありがとうございます。もう朝から心臓に悪い出来事の連発で参ってしまいました」 久慈さんもベンチに座り二人並んで休憩しながら会話する。「黒川さんの妖怪に驚く姿を見ていると3年前の自分を思...
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やしあか動物園の妖しい日常 5~7話

[家畜系の担当] 何にしても自分の情報だけ筒抜けなのは気分が悪いな。「失礼かも知れないですが、久慈さんも何かしらの事情持ちの人なんですか?わたしは「君が魔女だから採用した」って園長に言われたんですよね」「僕が採用された理由ね…まぁ、簡単に言...
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やしあか動物園の妖しい日常 2~4話

[衝撃の事実] 園長が前のめりになって頬杖をつき薄笑いを浮かべた。 なんだ、この人も別の表情ができるのね…「隠しても無駄です。面接で初めて黒川さんに会った時から分かってました。というか君が魔女だからこそ採用したんですよ」「え!?………」 魔...
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やしあか動物園の妖しい日常「記念すべき初出勤」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 早朝の気持ち良い時間帯だというのに、わたしは必死になり坂道を走っていた。 会社への社会人として記念すべき初出勤当日に、あろうことか寝坊してしまったのである。 寝坊の理由は有りがちな目覚まし時計の電池切れ。 目覚ま...