きせつはそとのくうきがつめたいさむい冬です。
ももちゃんは小学一年生の女の子。
学校からかえるとすぐにこたつに入ってしゅくだいをはじめます
。
きょうはつかれていたのか、しゅくだいをおわらせるとねてしまいました。
こたつのあたたかさもあってきもちよくねていると…
「ももちゃーん、いっしょにおかいものに行くよー」
おかあさんのよぶこえがきこえました。
「はーい」
ももちゃんはこたつから出るのはいやだったけど、おかあさんといっしょに出かけました。
そとに出るとこたつのあたたかいせかいとはちがいます。
つめたいかぜもふいていてとてもさむいせかいでした。
あるいているとももちゃんの手がつめたくなります。
「おかあさん、手がつめたいよう」
「あら、手ぶくろをわすれちゃったのね」
そういうとおかあさんは、ももちゃんのつめたくなった手をりょう手でつつんであたためてあげました。
「こうするとあたたかくなるよ」
「うわぁあたたかくなった!」
ももちゃんはえがおでよろこびました。
かいものをすませていえにかえっていると、みちのかたすみに小さなダンボールがおいてありました。
「ニャー!ニャー!」
小さなダンボールから子ネコのなきごえがします。
ももちゃんとおかあさんさんがのぞいてみると、まっしろでかわいい子ネコがはいっていました。
「こんなさむい日にすてらたのね。かわいそうに」
「おかあさん、子ネコちゃんをおうちにつれてかえろうよ」
こうしてももちゃんとおかあさんは子ネコをつれてかえりました。
ももちゃんはいえにかえりつくとすぐにこたつをつけます。
おかあさんは子ネコのからだをぬるめのおゆであらってあげました。
タオルでふくと子ネコはきれいになってよろこんでいるようです。
ももちゃんがあたたまったこたつの中に子ネコを入れてあげると。
「ニャー」
とおれいをいわれたような気がしましす。
しばらくしておかあさんがこたつをみると、ももちゃんと子ネコはよりそうようにしてねていました。
きもちよさそうなねがおをみたおかあさんのこころも、ぬくもりを感じたのでした。
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