建設業経理士1級 原価計算 試験対策 自己流まとめ ノ3

建設業経理士試験攻略 自己流!

原価計算の種類

事前原価計算と事後原価計算

 事前原価計算

 ○見積原価計算(原価調査)

  指名獲得や受注活動の対外的資料のためのもの

 ○予算原価計算

  工事を確実に採算化するための内部的もの

 ○標準原価計算

  個々の工事を管理するための能率水準としてのもの

 事後原価計算

  工事終了後に確定される原価計算

総原価計算と製造原価計算

 製造原価計算

  製品単位当たりの原価計算を製造原価だけで行う

 

 総原価計算

  販管費などの営業費まで含めて行う原価計算

形態別原価計算と機能別原価計算

 形態別原価計算

  原価を材料費、労務費、経費などの発生形態別に把握しようとするもの

 機能別原価計算

  作業機能別に把握しようとする原価計算

個別原価計算と総合原価計算

 個別原価計算の特徴

 計算の範囲:指図書に指示された活動全体

 計算の単位:指図書に指示された特定活動量

 計算の時期:事後、事後のどちらでも活用される

 計算の期間:指図書に指示された期間

 指図書の活用:特定指図書別に原価を集計

 仕掛品原価の定義:ある時点において指図書上の指示生産量が

          未完成状態にある指図書に集計されている

          プロダクト・コスト

 直接費の定義:各指図書別にその発生額を識別できるコスト

 間接費の定義:各指図書について共通的に発生するコスト

総合原価計算

 計算の範囲:原価計算期間中の対象活動

 計算の単位:原価計算期間中の同一種プロダクトの活動量

 計算の時期:ほとんど事後において利用される

 計算の期間:一定の期間を設定することが必要

 指図書の活用:指図書は原価集計のために利用しない

 仕掛品原価の定義:原価計算期末において未完成状態の生産量に

          配分されたプロダクト・コスト

 直接費の定義:各製品種類別にその発生額を識別できるコスト

 間接費の定義:各製品種類について共通的に発生するコスト

建設業の特質

 ○受注請負性産業

 ○公共工事が多い

 ○生産期間(工事期間が長い)

 ○生産現場が一定でなく移動的

 ○固定資産が少ない

 ○工種や作業単位が多様

 ○外注依存度が高い

 ○建設活動と営業活動の間に関連性がある

 ○請負金額、工事支出金が高額

 ○自然現象や災害との関連性が高い

 ○共同企業体(ジョイント・ベンチャー)での受注

建設業原価計算の目的

 対外的原価計算目的

  ○開示財務諸表作成目的

  ○受注関係書類作成目的

  ○関係官公庁提出種類作成目的

 

 対内的原価計算目的

  ○個別工事原価管理目的

  ○全体的利益管理目的

   

 

 

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