健全性分析
資本の調達と運用における財務バランスの良否を分析すること。
健全性分析分類
資本構造分析
投資構造分析
利益分配性向分析
資本構造分析の種類
自己資本比率(%)
=自己資本÷総資本×100
負債比率(%)
=負債÷自己資本×100
固定負債比率(%)
=固定負債÷自己資本×100
営業キャッシュ・フロー対負債比率(%)
=営業キャッシュ・フロー
÷負債(期中平均値)×100
※一般的に20%以上で健全
借入金依存度(%)
=(短期借入金+長期借入金+社債)
÷総資本×100
有利子負債月商倍率(月)
=有利子負債
÷(完成工事高÷12)
有利子負債
=短期借入金+長期借入金+社債
+新株予約権付社債+コマーシャル・ペーパー
コマーシャル・ペーパー=短期社債など
金利負担能力(インタレスト・ガバレッジ)
支払利息に対する営業利益および受取利息及び配当金の合計額の割合。
1倍超が望ましいとされる。
金利負担能力(倍)
=営業利益+受取利息及び配当金
÷支払利息
金利負担能力の算定で用いる受取利息及び配当金と支払利息
受取利息配当金
=受取利息+有価証券利息+受取配当金
支払利息
=借入金利息+社債利息+その他他人資本に付される利息
投資構造分析
資本の運用において、主に有形固定資産とその資金調達のバランスの良否を分析すること。
固定比率(%)
=固定資産÷自己資本×100
固定長期適合比率(%)
=固定資産
÷(固定負債+自己資本)×100
固定長期適合比率(%) 別法
=有形固定資産
÷固定負債+自己資本×100
利益分配性分析
利益分配の程度を分析すること
配当性向(%)
=剰余金の配当額÷当期純利益×100
配当率(%)
=剰余金の配当額÷資本×100
資金変動性分析
資金のフローを分析すること
資金のフローとは、企業がある一定期間にどのような資金を受け入れ、どのような支払いに充当したかをいう
資金計算書の種類
(1)資金運用表
連続する2期間の貸借対照表を比較して、各項目の増減を算定し、これに必要な修正を加えて資金を 調達源泉と運用とに区分整理したもの
(2)正味運転資本型資金運用法
正味運転資本の増減を重視したもの
(3)キャッシュ・フロー計算書
一会計期間におけるキャッシュ・フローの状況を一定の活動区分別に表示したもの
(4)資金繰表
資金収支の過不足が生じないように均衡を図ること
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